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毎日観ている連続テレビ小説「あさが来た」。
今日はこれに出てきた音楽について。

昨日の「あさが来た」で
ワカメはん(成澤泉=成瀬仁蔵)が朗々と歌っていたのは
"O Lord! Correct Me"という英語の歌詞の歌です。
成瀬仁蔵はプロテスタントの牧師だったし
この曲がお気に入りだったらしいという話もあって
これを「賛美歌(または「賛美歌っぽい」)」とツイートしている人がいましたが、
これはヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア
「私を泣かせてください(涙の流れるままに)」
の英語訳の歌唱だと思います。
愛しい人(リナルド)と引き離されたアルミレーナという女性が
自分の哀れな境遇を嘆く歌です。
二人は魔術を使って引き離されたので(笑)賛美歌ではないと思われますw

成瀬仁蔵がなぜこの歌を気に入っていたのかは知りません。
(日本女子大のサイトにまでこの歌が載っているほどなのでよっぽどですねw)
元アリアの歌詞の意味は、一般的には
「(主よ、ああどうか私を泣かせてください。)
過酷な運命に涙し、自由に憧れることをお許しください。
私の苦しみに対する憐れみだけによって
苦悩がこの鎖を打ちこわしてくれますように」(←全楽譜出版社に掲載の訳)
となっています。
ああ、なんだか可哀想。神様にすがっている歌なのね・・・と思いがち。

でも前後の話の筋を辿ると、
悲運を主(Signor)に向かって嘆いているのではなく
自分に気がある男性(Signor)アルガンテに向かって
「私、魔術で捕らえられちゃったんです憐れでしょ?
どうか私を憐れに思う気持ちだけで(下心なしに)
救ってくださらないかしら?」という意味を込めて
歌っているのではないかと思われますw

Signorの解釈が、声楽を志す人なら猫も杓子も使用する楽譜の対訳で
元の意味と全然違って翻訳されちゃっているわけですね~。
「神様に向かって歌ってる内容だし(※でも勘違いw)
なんかメロディもとてもステキな歌だわ~」ということで
この歌が好きな人は多いです。
声楽習いたての高校生とか、バンバンこの歌を歌いますwww
日本女子大では英語訳のこの歌を、みんなが歌えるらしいですね。

でも、本当の意味を知ったら・・・いや、知らん方がええな(´ж`;)


ちなみに、別の出版社の訳では

歌劇「リナルド」より、リナルドのアリア

って書いてありました。違うでーーーーー!(爆)
× リナルド(アルト・男役)のアリア
○ アルミレーナ(ソプラノ・女役)のアリア です。
・・・歌ってる人までちゃうやんか(爆)


結局「私を憐れに思ってここから救って~」と
男性(アルガンテ)に同情を誘うように言ってみたもののわかってはもらえず、
逆にますます言い寄られる羽目になるアルミレーナでありました。


↑歌劇「リナルド」全曲。
57:15あたりから、「私を泣かせてください」が始まるわけですが
アリアの直前のお喋り(レチタティーヴォ)のシーンを見ていただくと
たしかに男の人が出てきていますよねw

上の映像は今の時代の舞台。美しい感じです。
でも、下の動画に出てくる歌手の方が
バロックの時代の歌手の衣装や化粧、動きや光の当て方などを
踏襲しているんじゃないかと私は思います。


付けぼくろは当時のおしゃれみたいなものらしいです。
ちょっと時代が後になりますが、
「アマデウス」という映画でも、歌手が付けぼくろをしています。

Secret


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