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待ちに待った演奏会。
プログラム発表時から
期待しすぎて吐きそうなくらい(爆)待ち望んでいたのですが
いよいよ今日!ということで、行ってまいりました!!

開場前から熱気ムンムン。
開場と同時に人々がどんどんホールに飲み込まれていきます。

霧島国際音楽祭
私たちはいつものように一番後ろの席。
あっという間に会場は満員になり・・・え?後ろの通路にも人が!
たまたま私たちの真後ろにたーちの元同僚の先生が立っていらしたのですが
その方が言うには「今日は立見席も出ましたよ」とのこと。
当日券で立見席を販売したそうで、
「1時間くらい前から並んでなんとか買えました」とおっしゃっていました。
おかげで私たちの後ろの通路にも人がいっぱい。
どんだけ凄いのよ今日の演奏会!


開演時間の少し前に下野氏がマイク片手に登場。
下野さんが出てきただけで、
拍手だけではなく歓声とヒューヒューという口笛まで鳴っていましたw
とてもこれからクラシックコンサートが開かれるとは思えない盛り上がりww

「今日は8番と9番を演奏します。
このプログラムを発注したら『思わず二度見した』と皆に言われました」
(私も二度見したってばw こんなプログラム聞いたことないww
普通は9番の前に短い曲やるでしょwww)


「ある企業のお偉いさんが第九を聴きに来て
『第九の前にやっていたあの長い曲はなんだ?』と尋ねられた、という
笑い話があるんですけれども~、1楽章から第九ですからね(笑)。
まあ長いので寝ちゃう人もいるかと思うんですけど、
寝ちゃった時は3楽章の途中でトランペットが
起・き・ろー!起・き・ろー!って鳴りますから、
その時に起きていただければ4楽章に間に合いますから(笑)」

等々、流暢な語り口に聴衆はドッカンドッカンと笑いの渦。
下野さんが音楽祭で8年かけて築いてきた地元との絆を感じました。


そしていよいよ8番!
ベートーヴェンの交響曲の中ではあまり演奏されない部類ですが
作曲家本人はこの曲が一番のお気に入りだったようですね。
私もほとんど聴きませんが、今日の演奏は
あれ?こんないい曲だったっけ?と思わせてくれる軽快な演奏でした。

さらにお待ちかね、第九!
下野さんの第九はテンポ速めですが、今日は「速め」ではなく「速い」ぞ!
こんなテンポで奏者たちが付いて来られるのか・・・と心配になるレベルww
でも、この音楽祭でしか出来ない、下野さんがやってみたかった演奏を
実現させているように感じました。

2楽章が終わり、3楽章の前にソリストと合唱団がひな壇に・・・と思ったら
誰も現れずそのまま3楽章に。
そして、なんと4楽章が始まっても歌い手が誰も舞台に居ません!!!
えーこれどういうことー?と思っていたら、
歓喜の歌の有名なメロディーに入りフルオケが朗々と演奏し始めたところで
音もたてずに合唱団がさささっとひな壇に並び、続いてソリストも静々と入場。
そしてイケメンのバス歌手・シムレーヴィチが
「友よ、そんな調べではないのだ!」と歌い始めたのです。
昔、「1楽章から聴いていないで、そんな調べではない、なんて言えるか!」
ということで1楽章から歌い手をひな壇に座らせていた指揮者がいましたが
下野流だと、ずっと傍で聴いていた歌い手が4楽章の途中で入ってきて
「いやいや、ずっと傍で聴いてたけどそんな調べではないよね」という感じ。
ほわ~~~~~、なんという音楽への集中のさせ方!
ほとんどの場合、3楽章、または4楽章の前に歌い手が登壇するのですが、
その時に拍手が起きたりして、演奏も聴衆も気持ちが途切れてしまうんですね。
曲の邪魔をせず素早く整然と並ぶ合唱団を観て
百戦錬磨のプロ合唱団だからこそ出来る技だなーと感心しきり。
しかも、現れてすぐ歌い出した合唱団は皆ひな壇に刺さったように動かずに
すべての力を歌声に集中させていまして。
(下手な合唱団だと、
やたらクネクネ動きながら歌う人とか顔芸する人とかいますけどw)
プログラムによると48名の合唱だったようですが、
フルヴォイスになった時の迫力と言ったら、こちらがのけぞるほど(笑)
ソリストのうち、ソプラノとメゾは
国内では知らない人がいないくらいの実力者。
テノールは代役でしたが将来を期待されている瑞々しい若者、
バスはロシアの歌劇場ソリストで、ほんっとーに素晴らしかったのですが
今日は合唱団がソリストの存在を吹き飛ばしそうな勢いでしたよ~。

はぁ~、息するのも忘れて最後まで聴き入ってしまいました。
曲の最後は、普段私たちがイメージしている第九の終わり方とは違って
下野流の解釈がありまして(楽譜の読み込みに定評のある下野氏です)、
初めて聴いたらちょっとびっくりする終わり方なのですが
全体を通して聴いた時に、こんなに盛り上がる終わり方はないだろう、
というくらいの盛り上げ方。
(私は9年前の読響×下野さんの第九を既にTVで視聴しているので
この最後の部分をどう演奏するかもわかっていましたが、やっぱり興奮w)

演奏が終わると同時に立ち上がる人多数!
嵐のような拍手とブラヴォーと地鳴りのような歓声が!!
座っているお客さんもほとんど腕を真上にあげた状態で熱心に拍手!!!
会場は興奮が爆発した状態になりました。

そして凄かったのは、15分以上にわたる熱烈なカーテンコールの間、
誰も帰ろうとしなかったことです。
(演奏会終了と同時にさっさと帰る人って必ずいるのですが・・・)
それどころか、「今日の演奏会は終了です」のアナウンスが流れて
客席が明るくなっても、なお半数以上の人たちがホール内に留まり、
舞台裏へ帰っていくオケや合唱団にずっと拍手を送り続けていたのです。
なんという熱量! なんという感動的な幕切れ!


ソリストについてもちょっと触れておきますと・・・
シムレーヴィチは3年前(にも音楽祭に来鹿)と相変わらず素晴らしい歌声。
イケメンだし上手いし言うことなし!(爆)
私は今回の音楽祭で2回サイン貰いました(爆爆)
ニコッとされるとイチコロです(ノ∇≦*)

テノールは当初吉田浩之さんがキャスティングされていましたが
当日になって喉の不調により降板。
今回は一流の声楽家が集合していたので
鹿児島の地で簡単に代役を見つけられるはずもなかったわけですが
そんな中、急遽代役として白羽の矢が立ったのは
鹿児島出身で、ちょうど数日前から帰省していた吉田氏のお弟子さん。
芸大大学院2年の若者ですが、芸大を首席で卒業した期待の新人。
大平倍大くん、アナタ偉かったわーーー!
あの錚々たるメンバーの中で物おじせず
素晴らしい歌声を聴かせてくれました。

メゾの林美智子さんは、今回の音楽祭を本当に楽しんでくださった様子。
国内第一人者にもかかわらず
サイン会の時もとても気さくにお話ししてくださいました。素敵な女性☆
数日前のガラコンの時も素晴らしかったし、言うことありません♪

ソプラノの森麻季さんは、言わずと知れたソプラノの国内第一人者。
96年、日本音楽コンクールで2位を獲った時からテレビで拝見していまして
この人が2位なの~?と思った想い出は今は遠い昔。
今や押しも押されぬ実力者になって、あちこちの公演で引っ張りだこです。
今回の音楽祭にはこの第九だけ参加、ということで
歌い始めは若干他の出演者から気持ち的に乗り遅れている感もありましたが
さすがは森さん、途中から見違えるように良くなりまして。
でも今日は全体的に合唱団に持っていかれちゃったかな?という感じでしたねw



大平くん、これからますます精進して頑張ってください!


終演後、サイン会で下野さんとお会いしたので
この感動をぜひいち早く伝えよう!と思ったのだけど、
下野さんの方から「おぅ~久しぶり!この前ご主人に会ったよ!」と声を掛けられ
予想外の一言に、感動を伝えようとしたワタクシ、腰折れ状態w
とにかく今日の公演凄かった!とお伝えして、最後に
「先輩、また(音楽祭に)来てくださいね」と言ったら「うん、わかった~」と。
下野さん、8年続いた音楽祭参加をこの演奏会で一区切りにするらしいと
風の噂で聞いていたのですが、どうやら本当のようですね( ノД`)。
いつかまた音楽祭に戻ってきて熱い演奏を聴かせてくれることを祈念しつつ。

一生心に残る演奏をありがとうございました(感涙)


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霧島国際音楽祭 オーケストラコンサート

ベートーヴェン:
交響曲第8番 へ長調
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付」


指揮: 下野 竜也
Sop. 森 麻季
Mez. 林 美智子
Ten. 大平 倍大(→吉田浩之さん急病のため代役)
Bass. パーヴェル・シムレーヴィチ
新国立劇場合唱団(合唱指揮: 冨平 恭平)
キリシマ祝祭管弦楽団

Secret


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